公開日 2023年03月28日
更新日 2023年03月28日
令和5年3月10日(金)に令和4年度自立支援型新庄市地域ケア会議スキルアップ研修会をZOOMによるオンライン形式で開催しました。講師として機能強化型認定栄養ケア・ステーションD-june柿崎明美氏より糖尿病、低栄養の方向けの簡単にできる調理方法について実演を交えご指導いただき、栄養ケアもがみD-nya三浦由美氏より栄養状態評価表を用いた事例についてグループに分かれ検討し、ご指導をいただきました。参加者より、「実演を交えながらわかりやすい講義だった」、「事例検討において様々な視点からの意見を聞くことができた」、「今後の実践に生かしたい」との声をいただくことができました。
また今回参加者よりいただいた質問につきまして、講師の先生よりご回答いただきましたので下記に掲載しております。
Q 主食のエネルギー変化で、米飯からエネルギー減少変化が起こるには、熱分解による細胞分解で起こるのでしょうか?熱の加え方でエネルギーが温存できる方法があれば教えてほしいです。
A ごはんとおかゆ等の重量は同じ200gの場合を示しています。同じ200gの主食をごはんやおかゆで食べると、おかゆは水分の量が多くなっているので、必然的にエネルギーが低くなります。熱変化や細胞分解ではありません。全粥→五分がゆ→三分がゆ→おかゆと米の量が少なくなって水分が増えるのでエネルギーも低くなります。ごはんからおかゆ等に変化した際は、減ったエネルギーを補填しないと体重減少に繋がってしまう例です。この場合は、副食のエネルギーをアップするか、おかゆ等に油(ゴマ油やオリーブオイルなど)を加えてエネルギーをアップする方法などがあります。詳しくは、管理栄養士・栄養士にご相談ください。